鹿児島大学工学部生体計測工学研究室

研究室配属希望の皆さんへ

配属希望の学生の皆さん、こんにちは!
当研究室に興味をもってくださってありがとうございます。 このページでは、皆さんが知りたいと思われることについて、説明していきます。研究室選びの参考にしてください。

卒論テーマについて

 このホームページを見てお気づきかと思いますが、運動制御や運動感覚に関する生体計測システムの開発及び認知運動科学の研究を主体として行う研究室です。
 詳細については研究内容のページを参考にしていただければ幸いです。卒論テーマについては配属後(1月末を目安)各テーマに大まかに割り振りを行いますが、先輩方の卒業・修了によって次年度手薄になると予想される研究内容について、優先的に卒論テーマを行ってもらっています。大学院までに進学希望の学生には、卒業論文だけでなく修士論文まで考えた長期的な視野に立ってテーマ決めることもあります。

卒論・修論タイトル

卒業論文

2017年度(H29)
  • 視覚情報の遮断が重さ知覚と運動に与える影響
  • 把持物体の予期せぬ質量変化に対する運動制御の調査
  • 筋疲労回復に対する磁気刺激効果の再検討
  • VR空間内での物体表面におけるアニメーションが重さの知覚に与える影響
2016年度(H28)
  • 実環境における把持運動課題が知覚と運動に与える影響
  • 仮想環境を用いた様々な条件下での共同行為に関する研究
  • フォースマッチング課題を用いた感覚の減衰に関する基礎研究
  • 能動的力制御における運動調節に関する研究
2015年度(H27)
  • バイオフィードバックに基づく感覚減衰のための新システムの構築
  • 把持運動における視覚・触力覚メカニズムの生理学的評価
  • LabVIEWを用いたユビキタスな生体計測システムの構築
  • 骨格筋における疲労耐性と磁気刺激による回復効果の関係
2014年度(H26)
  • 把持運動課題における物体テクスチャが知覚と運動に与える影響の調査
  • 触覚刺激が運動誘発盲に与える運動
  • 中年者の心拍変動に対する習慣的な有酸素運動の効果に関する研究
  • 筋硬度計を用いた筋疲労特性に関する研究
2013年度(H25)
  • 心拍変動に着目した運動習慣に関する検討
  • 仮想物体操作タスクにおける共同行為の研究
  • フォースマッチング課題における感覚の減衰に関する研究

修士論文

2017年度(H29)
  • 周期的な力覚変化に対する感覚減衰特性の研究
  • 視覚野における時間知覚メカニズムの研究
  • 把持運動における重さ知覚の錯覚が一次運動野の興奮性に与える影響
  • ワイヤレス計測における運動情報のフィードバックが運動パフォーマンスに与える影響の検討
  • 随意的局所疲労が同側の非運動筋を支配する第一次運動野の興奮性に及ぼす影響
2016年度(H28)
  • 把持運動課題における視覚情報の遮断が運動と知覚に与える影響
  • 筋疲労時における頚頭蓋磁気刺激が筋力パフォーマンスに与える影響
  • 運動誘発盲における触覚刺激が知覚認知に与える影響
2015年度(H27)
  • 仮想物体操作タスクを用いた共同行為メカニズムに関する研究
  • フォースマッチング課題における感覚の減衰メカニズムに関する研究
2014年度(H26)
  • 把持運動に関する視覚・触力覚のメカニズムに関する研究
2013年度(H25)
  • 視覚情報処理とオブジェクト置き換えマスキングに関する研究
  • 視覚認知研究における眼球運動計測を目的とした視線測定システムの開発

配属後(3年生)

 配属後は研究室への出入りは自由です。空いている時間を有効に活用して、積極的に研究室の先輩とコミュニケーションをとることで、研究室で行われている実験や研究テーマに対する理解を深めてください。希望者には、基礎的な操作の習得を目的とした実験を行ってもらうことも可能です。遠慮なく、その旨指導教員や先輩に相談をしてください。この期間内に指導教員と話し合った上で、卒業研究テーマを決定します。そのために、研究テーマに関連する基礎的な知識を身につけるための自習を行ってください。ゼミについては、授業に問題がない範囲で参加してもらいます。
 3月末までは、決定した研究テーマに関連する実験システムの理解、実験の実施を自分で行えるようになってもらいます(コアタイム10時~17時、卒業生や修了生からの引継ぎ期間)。

4年生 前期・後期

 基本的に平日研究室に来て、テーマに沿った卒業研究を行います(コアタイム10時~17時)。研究を進める上で、担当教員はもちろんのこと、先輩や同級生とのコミュニケーションを密にとることが重要であることに留意してください。4~7月は、就職活動、サークル活動、大学院入試などと重なり忙しい時期ですが、研究室での活動とバランスを取りながら活動してください。
 卒業研究とは別に、研究室のメンバー全員が集まって行う全体ゼミを週に1回、個別ゼミを週に1回のペースで行っています。全体ゼミでは研究報告、原著論文紹介、総説紹介などをメンバーが交替で行います。個別ゼミは、教員と一対一で議論したり相談したりできる場です(個別の問題やデータの確認など細かい点を教員と話し合いながら進めていきます)。最新の研究成果に関する情報を得ることに加えて、人に伝える方法(プレゼンテーション技術、報告書作成技術)を磨くことも心掛けて、十分な準備をした上でゼミに臨んでください。卒業研究を通して、配属された皆さん全員が、「自律性、問題解決能力」を育成し、「新しいことを発見する喜び」を味わうことができることを期待しています。

教員よりメッセージ

「一日一日を大事に、今できることに打ち込んでもらいたい!!」

 大学生活においては、サークル活動、アルバイト、自己啓発等、社会人になってからは時間などの制約から行えないことが多くあります。大学生の中でも研究室に所属して、新しい発見にチャレンジできる学生はごく一部だと思います。研究室に配属されてからは、大学生活の中で打ち込む物の一つとして研究室活動を一生懸命行ってもらいたいです。研究室一同(教員、事務員、大学院生)、力の限りサポートします。
 当研究室において身につけた自律性、問題解決能力は卒業後のキャリアにおいても大いに役立つことと信じています。研究室配属前の学部生、大学院入試を検討中の方など、当研究室に興味のある方には随時見学を受け付けています。塗木までご相談ください。

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