工学部先進工学科情報・生体工学プログラム
大学院理工学研究科博士前期課程情報科学専攻情報科学プログラム共創情報コース
大学院理工学研究科博士後期課程総合理工学専攻情報科学コース
本研究室では,擬似雑音系列とそれの通信やレーダ、情報セキュリティなどへの応用について研究しています。
学会では,IEEE、電子情報通信学会、信号処理学会を中心に発表を行っており、下記の研究会の研究専門委員、幹事などの委員をしています。
松元:電子情報通信学会ワイドバンドシステム研究会(WBS研)研究専門委員、電子情報通信学会情報理論研究会(IT研)研究専門委員、国際会議ICACT、国際会議IWSDAのTPCメンバー
大平:電子情報通信学会コミュニケーションシステム研究会(CS研)幹事補佐
白色ガウス雑音と同じランダム性や相関特性を有する系列の設計を行っています。 特に、あるシフト範囲の周期相関特性が理想的、すなわち自己相関特性がインパルスとなり、 相互相関特性が完全に0となるZCZ(Zero-Correlation Zone)系列の設計を行っています。
LEDやLD(レーザダイオード)を発光素子とし、PD(フォトダイオード)やAPD(アバランシェフォトダイオード)、カメラを受光素子として使用する空間や海中を通信する光無線通信に関する研究を行っています。とくにテーマ1に示した光無線に適した擬似雑音系列を用いた特徴的な光CDMA(Code Dvision Multiple Access; 符号分割多元接続)方式や光OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing; 直交周波数分割多重)方式について研究を行っています。
テーマ2の特徴的な光CDMA方式及び光OFDM方式における送信機、受信機での信号処理を高速に処理する、またはハードウェアを小型化する研究を行っています。 特に符号発生器、相関処理、直交変換と逆変換の高速化、小型化を研究しています。 回路設計ではハードウェア記述言語を用い、ユーザの手元でカスタマイズ可能なLSIであるFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて実装を行っています。
テーマ1の擬似雑音系列の特徴を活かした情報ハイディング(電子透かし)技術に関する研究を行っています。 電子透かし技術は情報セキュリティの1つで、音声や画像、動画などのコンテンツにユーザにわからないように著作権情報を埋め込む技術で、テーマ1の雑音状の特性が活きてきます。
テーマ2の光無線通信の性能評価は計算機シミュレーションのみでなく、実際にLEDとAPD素子、もしくはLEDとカメラを用いた送受信機を用いて伝送実験を行い性能評価を行っています。 一般的な電波による無線通信に関してもソフトウェア無線の1つであるUSRP(Universal Software Radio Peripheral)を用いて伝送実験を行い性能評価を行っています。
テーマ2の新しい無線通信方式に適したMAC層、ネットワーク層に関する研究も行っています。
教授 松元隆博
講師 大平康旦
※2022年度以前の修士論文テーマ、及び博士論文テーマ、卒業論文テーマは教員の個人ページにあります。
Copyright © 2025 Information and Communication Lab., Kagoshima Univ. All rights reserved.