情報・生体工学プログラムでは、専門教育の基礎から応用までの広い範囲の需要に応えるため、以下の教育目標を掲げています。
理工学研究科 情報科学専攻 情報科学プログラム 認知生体情報コース及び協創情報コース
1.専攻設置の趣旨
産業界の技術革新や情報関連技術の進展のスピードは留まることがなく、2010年以降におきた現代における製造業の大変革、いわゆる第4次産業革命でさえ既に終わりを迎えつつあるとして、新たな変革のフェーズとしての第5次産業革命が提唱されるに至っている。これから迎えるこの新たな変革期は、第4次産業革命のキーテクノロジーであるAIや IoT、ビッグデータ等を活用したデジタル技術の高度化に加えて、多様化する社会ニーズ・消費者ニーズに細やかに配慮するヒューマンセントリック、地球環境保全や循環型アプローチに基づくサステナビリティ、自然災害やパンデミック等の突発的事象に対処できるレジリエンス、等をキーコンセプトとした新しい概念である。この概念は、既に世界的な広がりを見せ始めており、そのロールモデルと成り得るSociety5.0(人やモノのネットワークによるサイバーとフィジカルの融合)の実現を担う、文理の枠を超えた多種多様な高度情報専門人材の育成が強く求められている。
情報科学専攻(情報科学プログラム)は、数学及び情報科学の知識と研究経験を活かして、地域ならびに国際社会の発展に積極的に貢献する技術者、研究者、教育者等高度専門職業人を養成する。認知生体情報コース、協創情報コースはそれぞれ以下の人材を育成することを教育目標とする。
- 認知生体情報コース
認知生体学と情報学の融合による革新技術を創出し、関連分野の課題を解決できる 創造的能力を有した高度情報専門人材の育成を目標とする。 - 協創情報コース
高度で広範囲な情報工学の技術を、理学・工学の各分野に加えて、農水学、医歯学、人文経済学等の様々な分野へ応用展開し、社会実装できる高度情報専門人材の育成を目標とする。
2.教育の理念と目標
理工学研究科のページをご覧ください。
工学部 先進工学科 情報・生体工学プログラム
1.情報・生体工学プログラム概要
情報・生体工学プログラムでは、将来の高度情報化社会を支える基盤技術である情報通信関連技術において、人と環境に優しい社会の実現のため、人との親和性の高いコンピュータ技術の修得、および人間の認知過程や生体システムの本質も理解した情報生体システム技術者の育成と、そのための研究活動の実践を目標としています。
本プログラムは、情報システム工学、脳認知工学、生体計測工学の3つの教育分野から構成され、コンピュータやネットワークなどの情報システム工学や情報生体工学に関する総合的な教育を行っています。また、マルチメディア、インターネット、画像処理、生体情報処理を含む幅広い領域で、新規な情報技術に関する基盤研究と応用研究を進めています。
卒業生は、エレクトロニクス産業や情報産業、また、医用電子機器メーカーなどの生体関連産業といった分野だけにとどまらず、官公庁を含む幅広い分野で活躍しており、大学院進学者も多数います。
2.情報・生体工学プログラムの教育目標等
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