プログラム概要・教育目標

情報・生体工学プログラムでは、専門教育の基礎から応用までの広い範囲の需要に応えるため、以下の教育目標を掲げています。

理工学研究科 工学専攻 情報・生体工学プログラム

1.専攻設置の趣旨

高度情報化社会を支える基盤技術である情報通信関連技術には、ヒトと環境に優しい社会の実現のために、様々な課題が課せられています。特に急速な高齢化と少子化による労働力不足が予想されている我が国においては、老若男女を問わず皆平等かつ自在に使いこなせる親和性の高いコンピュータ支援社会 (computer-aided society) の実現が望まれます。そのためには、根幹となる情報システム工学の知識と応用力はもちろんのこと、ヒトの認知過程や生体システムの本質も理解した情報システム技術者が望まれます。また、ロボットのみならず自動車を始めとした様々な装置にヒトと同じような柔軟な知覚や判断の機能を取り入れようとする試みが盛んですが、今後さらに発展すると予想されるこれらの産業分野では、脳の情報処理過程を始めとする生体機能の基本を理解した技術者が求められています。

そこで、博士前期課程の学生に、学部教育プログラムとの連続性を持った系統的かつ体系的な高度専門教育を実施できる教育研究体制を整備提供して、科学技術の進歩に十分対応できる高度専門技術者・研究者を要請する大学院教育の実現を図っています。

情報・生体工学プログラムで取り扱う教育研究の範囲は、情報システム工学、脳認知工学、生体計測工学の3つに大別され、以下の人材を育成することを教育目標としています。

1)多様かつ動的に変化する社会の要請に対し、高度な専門知識と倫理的判断能力を持つ人材
2)情報・生体工学関連の新しい技術を自ら創出して課題を解決できる創造的能力を備えた人材
3)高度情報社会をリードする意欲に富み、かつ地域や国際社会への貢献に対する使命感をもつ人材

2.教育の理念と目標

理工学研究科のページをご覧ください。

工学部 先進工学科 情報・生体工学プログラム

1.情報・生体工学プログラム概要

情報・生体工学プログラムでは、将来の高度情報化社会を支える基盤技術である情報通信関連技術において、人と環境に優しい社会の実現のため、人との親和性の高いコンピュータ技術の修得、および人間の認知過程や生体システムの本質も理解した情報生体システム技術者の育成と、そのための研究活動の実践を目標としています。

本プログラムは、情報システム工学、脳認知工学、生体計測工学の3つの教育分野から構成され、コンピュータやネットワークなどの情報システム工学や情報生体工学に関する総合的な教育を行っています。また、マルチメディア、インターネット、画像処理、生体情報処理を含む幅広い領域で、新規な情報技術に関する基盤研究と応用研究を進めています。

卒業生は、エレクトロニクス産業や情報産業、また、医用電子機器メーカーなどの生体関連産業といった分野だけにとどまらず、官公庁を含む幅広い分野で活躍しており、大学院進学者も多数います。

2.情報・生体工学プログラムの教育目標等

学部のページをご覧ください。