#author("2024-05-13T17:43:53+09:00","default:Exp3","Exp3")
#author("2024-05-13T17:47:34+09:00","default:Exp3","Exp3")
[[計算機アーキテクチャとOS]]

*第2回: クライアントコンピュータとしてのセットアップ [#i8b49ca1]

**目的 [#m7a958b7]

 代表的なオペレーティングシステム(OS)であるWindows 10のインストール作業を通じて、クライアントとして利用するためのコンピュータの環境を構築する方法を学ぶ。

**実験概要 [#b9023c9e]

 Ⅰ OS(Windows 10)のインストール

 Ⅱ ネットワーク設定

 Ⅲ Windowsライセンス認証

// Ⅳ ウィルス対策ソフトのインストール

// Ⅴ OS、ディスプレイドライバのアップデート
 Ⅳ Webブラウザのインストール

 Ⅴ メーラーのインストールと設定

 Ⅵ アカウントの作成

 Ⅶ Open Officeのインストール

 Ⅷ OSのアップデート


**使用機器 [#ue6a121c]

 ・DELL OptiPlex 755 (OSインストール用)

// ・Note PC (CLS3624) (情報閲覧用)
 ・Note PC  (情報閲覧用)

 ・Windows 10 インストールDVD

// ・無線LAN子機(WDC-867DU3S2)

// ・microSDカード

// ・カードリーダー

**実験手順 [#n6e81539]

***Ⅰ OS(Windows 10)のインストール [#f98a444b]
 &color(red){ 作業を始める前にLANケーブルが抜かれていることを確認すること。};~
 &color(red){ (LANケーブルが接続されているとインストール作業中にMicrosoftアカウントの認証を求められてしまい、作業に支障がでるため要確認)};
// これをしないとインストール作業中にMicrosoftアカウントの認証を求められてしまう。

 1.電源スイッチを入れ、BIOS画面表示中に[F12]キーを押し、Boot Menuを立ち上げる。

 2.配布したOSのDVDを起動してインストール作業を開始する。
 [Press any key to boot from CD or DVD]メッセージが表示されたら、何かキーを押す。

 3.インストールするWindowsのエディションを選択する。
 ・Windows 10 Pro Education を選択する。
 ・すでにインストールされているWindowsがある場合もデータは引き継がず、新規にインストールを行う。
 ・ネットワーク設定は後で行うため、インターネットに接続していない状態でインストールを進める。
// ・プロダクトキーは入力しないままインストールを進める。

 4.パーティションの削除と作成を行う。
 ・すでに作成されているパーティションがある場合は、すべて削除する。
 ・CドライブにOSのインストールに必要なサイズ(100000MB)のパーティションを作成する。

 5.Windowsが起動したらインストールDVDを取り除く。

 6.OSの初期設定を行う。
 ・ユーザ:ibe-exp3
// ・組織名:情報生体システム工学科
// ・コンピュータ名:noX (Xは班番号)
 ・パスワード:Exp3
 ・パスワードのヒントは正確な情報でなくてよい
// ・日付、時刻、タイムゾーン:適切かどうかを確認

// 7.モニタ解像度を適切な値に設定する。
// ・デスクトップ画面で右クリック→「ディスプレイ設定」を選択
// ・ディスプレイの解像度:1280x1024に設定

***Ⅱ ネットワーク設定 [#f0d1fed7]
 1.LANケーブルを接続する。

 2.ネットワークを設定する。
// 鹿児島大学の1X認証ネットへ接続する。
// ※設定は、情報基盤統括センターのホームページを参照すること。
//  https://www.cc.kagoshima-u.ac.jp/service/nw/1x/#windows10
  ・コマンドプロンプトを起動
  「スタート」→「Windows システムツール」→「コマンドプロンプト」
  ・ipconfig /all コマンドで有線の物理アドレス(MACアドレス)をメモしておく。
  ・IPアドレスの設定画面を開く
  「設定」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」
   →「アダプターの設定の変更」→「イーサネット」を右クリック→「プロパティ」
   →「インターネットプロトコルバージョン4 (TCP/IPv4)」を選択した状態で「プロパティ」

 下記の画面が表示されたら、「次のIPアドレスを使う」「次のDNSサーバーのアドレスを使う」をそれぞれ選択する。~
 &ref(CAOS-02-24/static-ip-setup.png,right,70%);

  IPアドレス: 各机に配布するハードウェアアドレス(MACアドレス)とIPアドレスの対応表から確認すること
  サブネットマスク: 255.255.255.0
  デフォルトゲートウェイ: 172.25.60.254
  優先DNSサーバ: 163.209.1.15
  代替DNSサーバ: なし

// 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「接続プロパティの変更」
// ・IPアドレス:10.200.xx.xxx
// ・サブネットプレフィックスの長さ:xx
// ・デフォルトゲートウェイ:10.200.xx.xx
// ・優先DNSサーバ:10.200.x.xx
// ・代替DNSサーバ:10.200.x.xx

 3.コマンドプロンプトを起動し、ipconfigコマンドで自動で割り振られたIPアドレス等を確認する。

 4.ウェブブラウザを立ち上げてインターネットへの接続を確認する。

***Ⅲ Windowsライセンス認証 &color(red){(本実験では認証せずに進める。)}; [#aae73d30]
 1.Windowsライセンス認証を行う。
 ・プロダクトキー:教員の指示
 ・「設定」→「更新とセキュリティ」→「ライセンス認証」


 ※ 以下IⅤからは管理者ユーザーで行うこと。

//***Ⅳ ウィルス対策ソフトのインストール [#k2632826]
//
// 1. ウィルス対策ソフト(ESET Endpoint Antivirus for Windows)をダウンロードしてインストールする。
// 入手先:鹿児島大学学術情報基盤センター ソフトウェア配布サービス


// 2.ディスプレイドライバをアップデートする。 [[[参考ページ]>https://dot1.tv/windows-driver/]]
// ・スタートメニューを右クリック→「デバイスマネージャ」→「ほかのデバイス」→「ビデオコントローラー」
// ・「ハードウェアID」でベンダーID、デバイスIDを調べ、PICLookupでデバイスを検索してみる。
// ・インターネットからドライバを検索する。


***Ⅳ Webブラウザのインストール [#we36ddaa]

 1.Webブラウザ(Google Chrome)をダウンロードしてインストールする。

 ※以降、WebブラウジングにはChromeを使用すること。


***Ⅴ メーラーのインストールと設定 [#gb0ed38b]

 1.メーラー(Thunderbird)をダウンロードしてインストールする。
 1.メーラー(Thunderbird)をダウンロードしてインストールする。~
 &color(red){ ※32bit版のインストーラーを使用すること。 };

 2. ダウンロードしたソフトをインストールしてサーバの情報などの初期設定を行う。
 ・名前:班の代表者
 ・メールアドレス:代表者のkadaiメールアドレス
 ・パスワード:代表者のパスワード
 ・ユーザ名:kadaiメールアドレス
 ・受信サーバ:outlook.office365.com ポート番号:993
 ・送信サーバ:smtp.office365.com ポート番号:587
 ・認証方式:OAuth2

 3. 自身のメールアドレス宛にメールを送信し、送受信ができることを確認する。

// 3.携帯電話のメールアドレスにメールを送受信して動作確認する。

// 3. 自分の家から試している場合、上記の初期設定を行ってもうまく接続出来ないことがある。そのときは、自宅のネットワーク環境に合わせて設定してみよう。その場合、プロバイダーが提供している受信サーバ、送信サーバ等を設定する。

//・名前:自分の名前
//・メールアドレス:プロバイダーから提供されたメールアドレス
//・パスワード:そのメールアドレスのパスワード
//・ユーザ名:プロバイダーから提供されたアカウントID
//・受信サーバ:プロバイダーから提供された受信サーバ名(またはIPアドレス)(IMAPを選択しておく)
//・送信サーバ:プロバイダーから提供された送信サーバ名(またはIPアドレス)

// 4.  自分のネットワーク環境(受信サーバや送信サーバ等)が分からないときは、とりあえず、2の設定を行い、その設定画面を保存しておく。


***Ⅵ アカウントの作成 [#m0ba3a04]

 1. 新しいアカウントを作成し、パスワードを設定する。
 「設定」→「アカウント」→「家族とその他のユーザー」
 ・サインイン情報のない、Microsoftアカウントを持たないユーザーとして追加する
 ・アカウント名:メールと同じアカウント
// ・アカウントの種類:コンピュータの管理者
 ・パスワード:Exp3

 2.代表者以外もアカウントの作成とパスワードを設定する。
 ・サインイン情報のない、Microsoftアカウントを持たないユーザーとして追加する
// ・アカウントの種類:標準ユーザー
 ・パスワード:Exp3

 3.サインアウト後、新しいアカウントで再度サインインする。
 ・代表者以外のアカウントで、メールアカウントの設定とメールの送受信テストを行う。


***Ⅶ Open Officeのインストール [#te87dafc]

 1.フリーのOfficeソフトであるOpen Officeをダウンロードし、インストールする。

// **実験課題 [#w2702af8]

// ・実験課題は、&color(red){その答えが実験動画の中にある};ので、動画をよく見てレポートで報告すること。単に画面をキャプチャするのではなく、自身で記述すること。ただし、実験課題⑤はキャプチャしたものでよい。


// -【実験課題①】
// -- 今回の実験でインストールしたWindows10のエディションは何だったか

// - 【調査課題②】
// -- 今回の実験でOSをインストールした際のパーティションサイズは、いくらだったか


// - 【実験課題④】
// -- メーラー(Thunderbird)の初期設定で設定した受信サーバと送信サーバ、それぞれの設定を答えよ。
// --- ① プロトコル
// --- ② サーバのホスト名
// --- ③ ポート番号


//***Ⅴ OS、ディスプレイドライバのアップデート
***Ⅷ OSのアップデート [#q1924d3f]

 1.Windows 10をアップデートする。
 ・Windows Updateを実行する
 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」→「更新プログラムのチェック」


**課題 [#gc329822]
// - 【課題①】
// -- 今回の実験で行ったネットワーク設定に関して、自動で割り振られたIPアドレス等を示せ。
// --- ① IPアドレス
// --- ② サブネットマスク
// --- ③ デフォルトゲートウェイ

// - 【課題②】
// -- DHCPとIEEE802.1X認証について調査し説明せよ。

- 【課題①】
-- デバイスマネージャを開き、どのようなデバイスが接続されているか確認し説明せよ(デバイスマネージャの画面をキャプチャしてレポートすること)。

- 【課題②】
-- マイクロソフトのOSの変遷について、Windows 3.1の時代からWindows10に至るまでを調査し説明せよ。

- 【課題③】
-- HDDなどにおけるパーティションについて調査し説明せよ。

- 【課題④】
-- メールのプロトコル(IMAP、POP、SMTP)について調査し説明せよ。

- 【課題⑤】
-- パソコンに接続されたデバイスを動かすにはドライバが必要である。ドライバについて調査し説明せよ。

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