計算機アーキテクチャとOS

第2回: クライアントコンピュータとしてのセットアップ

目的

 代表的なオペレーティングシステム(OS)であるWindows 10のインストール作業を通じて、クライアントとして利用するためのコンピュータの環境を構築する方法を学ぶ。

実験概要

 Ⅰ OS(Windows 10)のインストール

 Ⅱ ネットワーク設定

 Ⅲ Windowsライセンス認証

 Ⅳ ウィルス対策ソフトのインストール

 Ⅴ OSのアップデート

 Ⅵ メーラーのインストールと設定

 Ⅶ アカウントの作成

 Ⅷ Open Officeのインストール

使用機器

 ・DELL OptiPlex 755 (OSインストール用)

 ・Note PC (CLS3624) (情報閲覧用)

 ・Windows 10 インストールDVD

実験手順

Ⅰ OS(Windows 10)のインストール

 1.電源スイッチを入れ、BIOS画面表示中に[F12]キーを押し、Boot Menuを立ち上げる。

 2.配布したOSのDVDを起動してインストール作業を開始する。

[Press any key to boot from CD or DVD]メッセージが表示されたら、何かキーを押す。

 3.インストールするWindowsのエディションを選択する。

・すでにインストールされているWindowsがある場合もデータは引き継がず、新規にインストールを行う。
・ネットワーク設定は後で行うため、インターネットに接続していない状態でインストールを進める。

 4.パーティションの削除と作成を行う。

・すでに作成されているパーティションがある場合は、すべて削除する。
・CドライブにOSのインストールに必要なサイズのパーティションを作成する。

 5.OSの初期設定を行う。

・ユーザ:ibe-exp3
・パスワード:Exp3
・パスワードのヒントは正確な情報でなくてよい

 6.Windowsが起動したらインストールDVDを取り除く。

 7.モニタ解像度を適切な値に設定する。

・デスクトップ画面で右クリック→「ディスプレイ設定」を選択
・ディスプレイの解像度:1280x1024に設定

Ⅱ ネットワーク設定

 1.ネットワークを設定する。

「設定」→「ネットワークとインターネット」→「接続プロパティの変更」
・IPアドレス:10.200.xx.xxx
・サブネットプレフィックスの長さ:xx
・デフォルトゲートウェイ:10.200.xx.xx
・優先DNSサーバ:10.200.x.xx
・代替DNSサーバ:10.200.x.xx

 2.ウェブブラウザを立ち上げてインターネットへの接続を確認する。

Ⅲ Windowsライセンス認証

 1.Windowsライセンス認証を行う。

・プロダクトキー:教員の指示
・「設定」→「更新とセキュリティ」→「ライセンス認証」

Ⅳ ウィルス対策ソフトのインストール

 1. ウィルス対策ソフト(ESET Endpoint Antivirus for Windows)をダウンロードしてインストールする。

入手先:鹿児島大学学術情報基盤センター ソフトウェア配布サービス

Ⅴ OSのアップデート

 1.Windows 10をアップデートする。

・Windows Updateを実行する
「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」→「更新プログラムのチェック」

 ※ 以下VIからは管理者ユーザーで行うこと。

Ⅵ メーラーのインストールと設定

 1.メーラー(Thunderbird)をダウンロードしてインストールする。

 2. ダウンロードしたソフトをインストールしてサーバの情報などの初期設定を行う。

・名前:班の代表者
・メールアドレス:代表者の学科メールアドレス
・パスワード:代表者のパスワード
・ユーザ名:代表者の学科アカウント
・受信サーバ:
・送信サーバ:

Ⅶ アカウントの作成

 1. 新しいアカウントを作成し、パスワードを設定する。

「設定」→「アカウント」→「家族とその他のユーザー」
・サインイン情報のない、Microsoftアカウントを持たないユーザーとして追加する
・アカウント名:メールと同じアカウント
・パスワード:Exp3

 2.代表者以外もアカウントの作成とパスワードを設定する。

・サインイン情報のない、Microsoftアカウントを持たないユーザーとして追加する
・パスワード:Exp3

 3.サインアウト後、新しいアカウントで再度サインインする。

・代表者以外のアカウントで、メールアカウントの設定とメールの送受信テストを行う。

Ⅷ Open Officeのインストール

 1.フリーのOfficeソフトであるOpen Officeをダウンロードし、インストールする。

実験課題

 ・実験課題は、その答えが実験動画の中にあるので、動画をよく見てレポートで報告すること。単に画面をキャプチャするのではなく、自身で記述すること。ただし、実験課題⑤はキャプチャしたものでよい。

  • 【実験課題①】
    • 今回の実験でインストールしたWindows10のエディションは何だったか
  • 【調査課題②】
    • 今回の実験でOSをインストールした際のパーティションサイズは、いくらだったか
  • 【実験課題③】
    • 今回の実験で行ったネットワーク設定に関して、次の項目に設定したIPアドレス等を答えよ。
      • ① IPアドレス
      • ② サブネットプレフィックスの長さ
      • ③ ゲートウェイ
      • ④ 優先DNS
      • ⑤ 代替DNS
  • 【実験課題④】
    • メーラー(Thunderbird)の初期設定で設定した受信サーバと送信サーバ、それぞれの設定を答えよ。
      • ① プロトコル
      • ② サーバのホスト名
      • ③ ポート番号
  • 【実験課題⑤】
    • 自分のパソコンで、デバイスマネージャを開き、どのようなデバイスが接続されているか確認しなさい。(デバイスマネージャの画面をキャプチャしてレポートすること)

調査課題

 ・調査課題は、ネットや書籍などを利用して自身で調べてみましょう。参考文献や参考サイトがあればそれも示すこと。ただし、そのままコピペしないこと。

  • 【調査課題①】
    • マイクロソフトのOSの変遷について、Windows 3.1の時代からWindows10に至るまでを調べてみよう。
  • 【調査課題②】
    • HDDなどにおけるパーティションとは何か。パーティションについて調べてみよう。
  • 【調査課題③】
    • メールのプロトコル(IMAP、POP、SMTP)について調べてみよう。
  • 【調査課題④】
    • パソコンに接続されたデバイスを動かすにはドライバが必要である。ドライバについて調べてみよう。

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Last-modified: 2022-01-06 (木) 16:21:11 (850d)