計算機アーキテクチャとOS

第1回: サーバ本体のハードウェア構成の理解、組み立て

目的

 計算機のハードウェア構成を理解するため、計算機を分解し、一つ一つのハードウェアを確認する。また、CPUとヒートシンクの脱着も経験する。IDEケーブル、SATAケーブルの外観も確認する。最後に、分解したハードウェアを、再び組み立て、起動することを確かめる。BIOSの設定も経験する。実験は、以下のように、実験1と実験2と2つある。結果を写真で撮っておいてもよい。

実験1

実験1-1 メディアからのOSインストール

 ノートPCへのLinuxOS(Ubuntu)のインストールとセットアップの実験を以下の手順で行う。前の班のUbuntuが起動したら、DVDを入れ、電源ボタンの長押しにて強制終了する。

 1.電源スイッチを入れると同時に、DVDをセットする。また、ネットワークケーブルを接続しておく。
   (*デフォルトでDVDから起動する)

 2.5分ほどで「ようこそ」のウィンドウが開く

 3.インストールの設定(約5分)
   ★Ubuntuをインストール→「最小インストール」を選択すること。
   ★ディスク領域の割り当ては、「ディスクを削除してUbuntuをインストール」を選択すること。
   ★ユーザ名:ibe-exp3 パスワード:Exp3 にする。

 4.インストール(約30分)の後、再起動を求められたら、インストールが完了する。

実験1-2 ネットワークの設定と接続確認

ネットワーク設定で、IPアドレスの設定を行う。

  • ネットワークの設定(有線の設定)
       アプリケーション(左下)→設定→ネットワーク→有線→IPv4→手動
       ★「適用」ボタンが隠れてしまうことがあるので、表示を確認しながら作業すること。
アドレス   10.200.60.101~112のいずれか(班によって固定)
ネットマスク 255.255.255.0
ゲートウェイ 10.200.60.254
DNSサーバ   10.200.2.11
  • IPアドレス設定の確認
     アプリケーション→端末を起動
    ip addr (ネットワーク設定の確認。IPアドレスがちゃんと振られているか?)
     ★実行結果を写真に撮るなどして、記録しておくこと。以下、実験結果の★証拠★を残していくこと
  • 対外接続の確認
     pingがちゃんと応答するか確認
     (確認できたら、ctrl+cでpingの実行を止める
    ping www.edu.kagoshima-u.ac.jp  (学内接続の確認)
    ping www.sony.co.jp  (学外接続の確認)
    ping i.dell.com  (学外接続の確認)

 6.Firefoxの起動
   http://www.ibe.kagoshima-u.ac.jp/edu/expIII
   を表示させる。

実験1-3  ディスプレイドライバのインストール

 デフォルトは800*600である。これを変更する。

  • 設定ファイルを編集する。
     ★設定ファイルにミスがあると、起動できなくなることがある。十分に注意して編集すること。
     ★viエディターについては、第3回を参照すること。
sudo vi /etc/X11/xorg.conf

   テキスト入力モードにし([i]キーを入力)、以下の内容を追加する。

Section "Device"
   Identifier "Configured Video Device"
   Driver "vesa"
EndSection

   編集が終わったら、コマンド入力モードにし([Esc]キーを入力)、保存終了(:wq)する。

  • ログアウト後、再度ログインすると、ディスプレイドライバのインストールが完了する。

実験1-4  emacsのインストール

 アプリケーション→端末を起動
 ★sudoコマンドでは管理者のパスワードを求められる。この時カーソルが動かず、画面が変わらないが入力できている。

sudo apt-get install emacs (emacsのインストール)
emacs (emacsの起動)

【課題1-1】

  • Linuxのディストリビューションの違いを調べてみよう。
  • サブネットマスクとプレフィックスについて調べてみよう。

【課題1-2】

  • vi エディタの3つのモードについて調べてみよう。

【課題1-3】

  • sudo、apt-getについて調べてみよう。

MEMO

実験2

 始めに、本体の電源を入れF2キーを連打すると、BIOSが起動することを確かめる。分解前のBIOSの情報を写真を撮って記録しておく。
次に本体より、以下の、1から7のハードウェアを分解し、外す(外す順番にはなっていないので注意)。外した後、印字されている諸元や規格、型番号をメモする。外す順番は特にないので、 外せるものから外すこと。

注意: 
メインボードと電源は外さず、そのままにしておくこと。
  1. フロッピーディスクドライブ
  2. DVDドライブ
  3. HDD
  4. メモリ(2本)
  5. グラフィックボード(ビデオボード)
  6. CPUの放熱板 (ヒートシンク)
  7. CPU
P1070238.JPG
CPUP1070232.JPG
memoryP1070229.JPG

【課題2-1】  外したハードウェアの諸元や規格、型番号を調べる。また、携帯にて写真を撮り、レポートに挿入し報告しなさい。

名称型番規格諸元備考
CPU
HDD
グラフィックボード
メモリ

【課題2-2】  IDEケーブルとSATAケーブルを確認し、違いを見る。コネクタ部分の写真を撮り、レポートに報告すること。また、IDE、SATA、それぞれの規格・特徴について調べなさい。

sataP1070225.JPG

【課題2-3】  電源コネクタを確認しなさい。以下の部分の写真をとり、赤、黒、黄色がそれぞれ何ボルトか、検索して調べなさい。さらに計算機では、何ボルトの電源が使われているか調べなさい。また、USBポートから供給される電圧も調べて、レポートしなさい。

P1070319.JPG

【課題2-4】 BIOSについて調べたものをレポートに報告しなさい。

メモ


添付ファイル: fileP1070238.JPG 217件 [詳細] fileCPUP1070232.JPG 222件 [詳細] filememoryP1070229.JPG 237件 [詳細] fileP1070319.JPG 213件 [詳細]

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Last-modified: 2022-05-04 (水) 17:01:48 (732d)