知能画像工学

 

【講義の目的】

近年,コンピュータの高速化・小型化とテレビカメラの分解能・感度向上・小型化・低価格化が

平行して進みつつあり,マシンビジョンシステムがFA・オフィス・医療・福祉など幅広い分野に

導入されるようになってきた.
本講義では,博士前期課程履修者を対象に,この基盤となる画像処理・解析技術について,
基本技術と最近の研究動向に関する説明を行う.

 

【キーワード】

              Computer Vision3次元画像認識,動画像処理,画像認識

             

【授業計画】

              1. CV序論                          2.CVのための画像センサ  3.CVにおけるエピポーラ幾何

              4. カメラキャリブレーション                    5. ステレオ視  

6. 動画像処理(1):基本概念・差分処理

7.     動画像処理(2): オプティカルフロー

8.     動画像処理(3):正則化・動的輪郭モデル          

9.     カラー情報表現・解析 

10.  幾何学的不変量

11.  スケールスペース

12.  パターン認識

13.  3次元画像認識(1)

14.  3次元画像認識(2)

15.  事例紹介・最終レポート課題提出

             

【2020(令和2)年度 講義】

※重要※

大学院の改組により,R2年度から開講しなくなったが,

コンピュータビジョン・パターン認識に関する

基本事項を修得する必要のある諸君のために,

自習できる環境を整えた.

 

各自,講義内容のリンクをクリックし,

パワーポイントファイルを入手して,

自習すること.

 

※2015(H27)年度より第1クォーター(2回連続)で実施する.

 

回数

日時

講義内容

4/24

CV序論 

4/24

CVのための画像センサ 

5/1

CVにおけるエピポーラ幾何 

5/1

カメラキャリブレーション 

5/8

ステレオ視

5/8

動画像処理(1)(2):差分処理,オプティカルフロー

5/15

動画像処理(3): 正則化・動的輪郭モデル

5/15

カラー情報表現・解析

5/22

幾何学的不変量・スケールスペース

10

5/22

パターン認識

11

5/29

3次元画像認識(1)(2)

12

5/29

研究事例紹介

13

5/29

レポート課題提出

14

6/5

予備・補遺(1)

15

6/5

予備・補遺(2)

 

 

【参考書】

l  D.Marr 著,乾・安藤 訳:「ビジョン-視覚の計算理論と脳内表現-」,産業図書 1987  (1979)

l  D.A.Forsyth, J.Ponce 著,大北 訳:「コンピュータビジョン」,共立出版 (20072003)

l  松山,久野,井宮 編:「コンピュータビジョン 技術評論と将来展望」,新技術コミュニケーションズ(1998

l  八木,斉藤 編:「コンピュータビジョン最先端ガイド1」,アドコム・メディア (2008)

l  奈良先端科学技術大学院大学OpenCV プログラミングブック創作チーム:「OpenCV プログラミングブック」,
毎日コミュニケーションズ (2007)

【評価方法】

              毎回提出するレポートと最終レポート内容を考慮して評価する.

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