比較的最近の演奏家(指揮者編)
亡くなった方も。
Carlos Kleiber (1930 〜2004)
父親は往年の名指揮者 エーリッヒ・クライバーで、ベルリン生まれ。
指揮姿、演奏内容などほれぼれするが、実演を聞く機会は未だ無し。キャンセルが多く、正規録音も少なく、本当に音楽活動が好きなんだろうかと疑ってしまう。もしかすると、父親に音楽家になるのを反対されたのがトラウマで残ってるのかもしれないが、作品はどれも完成度が高いのは確か。
ベートーベン「交響曲第5番」(+ウィーンフィル、1996年)などの交響曲もよいが、やはり本領はオペラだと思う。R.シュトラウス「薔薇の騎士(全曲)」(+バイエルン国立管弦楽団、1979年)やビゼー「カルメン(全曲)」(1978年)など絶品。
2004年7月に急死.一度も生で聞く機会が無かったのが残念.
Carlos Paita (1937 〜)
同じカルロスでも、こちらは知名度はほとんど無いでしょう。ブエノスアイレス生まれ。この人もフルトヴェングラー(とロジンスキー)の影響を受けてます。"Lodia"というレーベルから出ているのを見つける度に買いあさっていたら、17枚になった。(2007年8月現在)
ヴェルディ「レクイエム」(+ロイヤルフィル、1975年)の“怒りの日”の部分など、死んでた人も仰天して生き返ってしまうような爆発演奏。あとは意外に、ブラームス「交響曲第1番」(+ナショナルフィル、1981年)が恰幅のよい演奏。
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