今回の内容
はじめに
- 演習14.1: 線形リストを利用した矩形描画
- 課題14.1: 線形リストを利用した三角形描画
- 課題14.2: 線形リストを利用した円描画
各課題に取り組む手順
- まず自力でプログラムを書いてみる. 間違っていても構わない.教科書やWeb上のリファレンスを見ても構わない.
- ひととおり入力を終えたら,ビルドする前にソースをレポートに貼り付けておく.
- ビルドする.ビルドエラーをレポートに貼り付けておく.
- エラーを取り除き,正しく動作するプログラムを作成する.
- 自力で考えた限界のソースコードをレポートに貼り付けておく.
- 友人と相談した場合,誰と相談したか,また,相談した結果気がついた間違いをレポートに記述する.
- 完成版のソースコード,および,実行結果の画像をレポートに貼り付ける.
[準備]
第7回:演習7.1
演習14.1
マウスでドラッグされた場所に矩形を描画するプログラムを作成する.描画された矩形は線形リストに保存し,一度描画された矩形が消えないようにすること.
線形リストを用いた描画のイメージ

演習7.1で作成したプログラムから、以下の部分を変更、追加する.
1. 構造体rectangleを定義する

2. 最初の矩形情報(rectangle構造体)のアドレスを格納するポインタrootの宣言と初期化を行う.

3. 新しい矩形情報(rectangle型構造体newRect)が作られる度に、nextを初期化して、アドレスを関数insertに渡す

ソースコードは次のようになる.

4.新しい矩形情報(rectangle型構造体newRect)を矩形リストに追加する関数insertを作成する(ソースコードは赤字の部分)


5.関数displayを修正し、最初に描画する矩形をrootにする

6.関数drawRectを修正し、再帰処理を使ってリストの矩形を順番に描画する


課題14.1
- 課題7.1を修正して、描画された三角形を線形リストに保存し,一度描画された三角形が消えないプログラムを作成せよ.
課題14.2(応用課題)
- 課題7.2を修正して、描画された円を線形リストに保存し,一度描画された円が消えないプログラムを作成せよ.
レポート
https://www.kagoshima-u.ac.jp/manaba/の「プログラミング言語I及び演習」のレポートより提出
演習当日の23:55まで
内容
Microsoft Wordを用いてレポートを作成すること.
下記について記述すること.
- 演習14.1 (最終ソースコード,実行結果)
- 課題14.1| (ビルド前のソース,最初のビルドで見つかったエラーの一覧,自力で考えた限界のソースコード,最終ソースコード,実行結果)
- 課題14.2| (ビルド前のソース,最初のビルドで見つかったエラーの一覧,自力で考えた限界のソースコード,最終ソースコード,実行結果)
- 結論|(今回の演習を通じて学んだことについて客観的かつ具体的に述べる.)
- 所感|(感想や意見などを自由に書いてよい.)
- 提出ファイル
- Wordファイルにソースコードやキャプチャした実行画面などを貼り付けてmanabaのレポートから提出すること.
- (*.cファイルを送る必要はありません。)
- テンプレート等(Word)
- Word表紙 (回数やタイトルなどを適宜修正して使うこと.)