2017年度版(2017/07/25)

データベース

情報生体システム工学科4年生対象 担当 水野和生:


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データベースは情報資源の管理と利用の基礎技術である。近年、計算機利用形態の高度化、通信ネットワークの発達などによりデータベース技術の重要性はますます増加している。本講義ではリレーショナルデータベース についてデータモデル、データベース設計と利用方法を演習を交えて学ぶ。さらにデータベースに不可欠な処理手順の最適化、同時実行制御、障害回復などの機能を実現する手法を 紹介する。

演習を除いて、講義は下記の教科書を基に進めていきますので用意してください。

教科書:
監修:白鳥則朗 編著:三石大、吉廣卓哉 
未来へつなぐデジタルシリーズ26デ−タベ−ス -ビッグデータ時代の基礎- 共立出版

SQLを使う演習を用意しました。学んだことを元に推理しながら演習を進めて下さい。

講義予定 前期 火曜4限(14:30-16:00)

  題目 日程 内容
1 データベースとは 4/18 データベースの必要性、データベース管理システム(DBMS)
2 データベースのための基礎理論 4/25 集合、タプルとリレーションスキーマ
3 リレーショナルデータモデル 5/02 第一正規形、整合性制約、
4 リレーショナル代数 5/09 リレーショナル代数,
5 5/16 SQLの概要、テーブルの定義、データ操作
6 SQLによるデータ定義(演習) 5/23 データ定義
Accessの使い方、SQLを使ったテーブルの作成と削除
7 SQLによるデータ検索(演習) 5/30 データ操作
複数のテーブルを繋いで目的の情報を取得するSQL文の作成
8 正規化 6/06 関数従属性、無損失結合分解、正規化
※中間アンケート
9 データモデリング 6/13 実体関連モデル、主キー
ER図(実体関連図の表記法はいろいろある。IDEF1XとIE図の紹介)
10 java言語からのRDBMSの利用(演習) 6/20 プログラムからの利用Derbyの紹介と利用
11 簡単なシステムの作成(演習) 6/27 プログラムシステムの作成
12 データベース管理システムと外部記憶装置 7/04 記憶媒体、レコードとファイル、索引、B木
最適化の必要性と効果、最適化の手法、コストの見積もり
13 トランザクションと同時実行制御(1) 7/11 トランザクション、期末レポート課題(7/31締め切り)
14 トランザクションと同時実行制御(2) 7/18 並列処理、ロック、※期末アンケート
15 障害回復 7/25 ログ,RAID